22日 8月 2016
葛でつくった生地であんこを包んだ葛饅頭を、塩漬けの桜の葉っぱでくるんだ御菓子です。葉に降りた露に通じる涼しげな様や、ひんやりとした食感が楽しめるので、夏の御菓子として親しまれています。当店では5月下旬頃から8月末頃まで販売をしています。 また『事典 和菓子の世界』で当店の葛桜の写真が使われています。(61頁)...
22日 8月 2016
つやぶくさの名前の由来は茶道で使う布、または祝儀や不祝儀の折に金封を包む布「袱紗」からきています。この御菓子は着色した小麦粉生地を焼き、焼き色のついた面を内側にして餡を包んだもので、当店ではつぶあんを使っています。気泡の見えるふわふわした面が外側になり、まさに「袱紗」を思わせる質感になっています。柔らかい生地の食感と焼いた面の香ばしい風味、つぶあんの甘みの三重奏は自慢の逸品です。 また『事典 和菓子の世界』で当店のつやぶくさの写真が使われています。(104頁) (参照 中山圭子『事典 和菓子の世界』岩波書店、2006)